読書記録:僕だけがいない街(漫画)

注意:積極的なネタバレは書きませんが、感想という性質上、作品の中身にも触れています。また、「僕だけがいない街」の他、「ジョジョの奇妙な冒険」にも触れています。

10巻ぐらいでさくっと読める漫画が読みたくて購入。
ひと昔前に、流行しているときに、1巻だけ読んで、気になっていた。

あらすじ

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

公式サイトより引用

感想

面白かった。
自分や周囲に危機が起きると、時間を巻き戻す力が起きて、危機を回避することを求められる、という症状を持っている藤沼という男が主人公。
通常は1分~5分巻き戻るだけだが、ある殺人と自身に疑いをかけられるという危機に対しては、29歳の時間から、小学生まで巻き戻ってしまった、という話。
小学生の時に起きていた誘拐殺人事件と現代の事件が関係しており、犯人を見つけるために、奔走するという話。

ミステリーとして面白く、犯人は誰か、というだけでなく、この先どうなってしまうのか、というわくわくを感じながら、一気に読むことができた。
メタ的な視点で、犯人はなんとなく想像がついていたが、犯人を追い詰めるまでの過程が面白い。

作者はジョジョの奇妙な冒険3部~5部の連載のアシスタントをしていたらしく、そう言われてみると、街に潜む狡猾な犯罪者、時が巻き戻る能力、と、ジョジョの4部をモチーフにしたのだろうと思えるポイントがある。

読書記録:業務システム開発モダナイゼーションガイド

本情報

タイトル:業務システム開発モダナイゼーションガイド
作者:赤間 信幸
Amazonリンク:こちら
SI技術を網羅的に整理しつつ、アジャイルやCI/CDなどの現代の手法について書かれている本

感想

システム開発の全体像について、体系的に整理された本を読みたくて、購入。
要件定義、外部設計、内部設計、実装、テスト、などの手法について、一通り記載されていおり、目的は満たせた。
一つ一つの説明も、専門書には負けると思うが、ポイントを絞って重要な視点だけが記載してあるので、実際の現場に落とし込む、というより、開発の流れを見直しながら、全体の中で最適にするにはどうするか、を考察することができる、という印象。
理想論ではなく、現場の事情に即した補足も書いてあるので、何かしらの示唆は得られると思う。

自分のメモ書きからピックアップ

  • 内部設計書は最近はあまり書かない。理由は、昔と違って、コードが短くなったことに伴い、読めば、それが設計の概念として理解できるから。
    ただし、レビュー目的や複雑な重要画面の設計(1000行ぐらい目安)をする場合は例外的に用意するのもよいと考えられている。
  • 継続的インテグレーションの最初の一歩のために調べたこと、考えたことにも繋がるが、テストの重要性について、耳が痛い。
    必要な機能要件を洗い出せていない状況に反省。
  • UIの非互換問題に気を付ける。
    • 正しい技術仕様、標準仕様を理解すること
    • レスポンシブUIの理解
    • テスタブルな実装
  • 開発環境をアジャイルにしていくことは、デベロッパー側ではなく、SIや企業のIT部門の仕事である。
  • SIにも技術があることを意識して、手法を学び続ける。

継続的インテグレーションの最初の一歩のために調べたこと、考えたこと

システムを作っていると、当然、バグが発生する。
これまで、プログラミング技術は重点的に勉強してきたが、実際のビジネスではプログラムをするだけではなく、バグをどの程度少なくするか、それをどのように運用するか、といった運用管理についても考えなくてはいけない。

継続的インテグレーションについて

CI/CDという言葉がある。
継続的インテグレーション、継続的デリバリーの略で、いかに効率的に運用管理を行うかといった手法や考え方のこと。
範囲は広範なため、詳細は書けないが、概念として、どういった範囲をカバーしているのか、を以下に記載する。

テスト自動化

そのまま、テストを自動化していくこと。
テストにもユニットテスト、インテグレーションテスト、UIテスト、など、細分化され、それぞれのテスト自動化の手法、ツールもいろいろある。
プログラムのバグの発見が目的。

インフラ構築

インフラの構築にもCI/CDの概念がある。
最近はIaC(Infrastructure as Code)というインフラの構築をコード化する概念が流行しているらしい。
インフラの構築は、手動で実施している部分が多くドキュメント管理が主流だったことから、職人技になりやすかったことから脱却を目指した。
コードで管理していくことで、ナレッジの蓄積にもなっていく。

自動デプロイ

テスト後、本番環境に向けて自動でビルドとデプロイをしてくれる仕組み。
あまり、それ以上のことは調べられていない。

自分ができることは?

CI/CDで調べてみると、たくさんの概念やツールが出てくる。
ツールは自動化を実行してくれるものであって、何を自動化するのか、については、事前に自分で検討する必要がある。
また、途中で仕様が変更になれば、自動化の内容にも見直しが必要になってくるので、自動化のツールや手法自体を運用管理していく必要がある。

自分が関わっているシステム制作については、そもそも、サービスがほとんど成熟していない、関係者も少人数、という立ち上げたばかりの状態なので、まだ、手動テストでも対応できる状態にある。
ツール導入やテストコードを書いていくのは工数の観点からすると、時期は今ではないと思う。
ただし、自動化=核となる機能で変更になりづらい、ということであると思うので、将来のために、どこが核になるのか?を、今のうちから明確化し、継続に困らない仕組みを想定し始めることは大事だと思った。

音楽レビュー:Dirty word/Dumpstaphunk

2013年発売の、昔に購入していたCD。
今、聞いてもかなりよかった。

アルバム概要

タイトル:Dirty word
アーティスト:Dumpstaphunk
アーロン・ネヴィルの息子のアイヴァン・ネヴィル率いるバンドのアルバム。
wikipediaに2ndって書いてあったけど、おそらく3rd。
ボーカル、キーボ、ギター、ダブルベース(珍しい)、ドラム、が恐らくメンバー(ホーンも入っているけど、ゲスト?っぽい)。
基本はインストで、女性ボーカルが入るものもある。

感想

ヘビーなファンク。
一人一人の演奏能力が極めて高く、ジャムバンドとしてのクオリティが高い。
聞くたびに、テクニックに驚くが、グルーブも心地いい。
1音1音、細部まで無駄な音がなく、深く聞いても、BGM的に流しておくのにも、どちらで聞いても楽しめる。

強化学習とは何か?

前に書いた記事で、強化学習が盛り上がっているとのことだったので、少し整理。
読書記録:AI研究「次の10年」を読み解く(雑誌 MIT Technology Reviewより)

強化学習の概要

機械学習を整理した記事などを見ると、主に3種類の学習方法があると言われている。

  • 学習データと正解が必要なもの
    • 教師あり学習
    • 強化学習
  • 学習データだけ必要なもの
    • 教師なし学習

教師あり学習と強化学習の違いは、教師あり学習はデータに対してラベル(自然言語処理のQ&Aタスクに対する正解・不正解、など)があるのに対して、強化学習は、ある状態の時にある行動を起こすと、最終的に報酬が高くなるように学習する手法。

なんで注目されているか

一番大きく注目されたのは、GoogleのAlphaGoが大きい。
囲碁は盤面が大きいので、機械が人間に勝つのはなかなか難しいと言われていたが、2015年に人間との対局に勝利したことで脚光を浴びた。

その性質から、よくゲームを学習させる動画やプログラミング記事が見られる。
ただ、ゲーム以外にもロボット、自動運転などにも使われている。

シミュレーションさえ出来れば、学習データを集める、追加する、という作業が不要で、自動でAIが学習してくれるのが強み。
一方、内容によっては、シミュレーション出来る環境を用意すること自体が大変(自動運転は観測できる場所がなければ、一般的にはできない)になる場合もある。

WordPressの新規投稿で詰まったところと解決策

wordpressを始めて、投稿をしようとしたときに詰まったこととその解決策

状況

サーバーはAWSで構築。
wordpressをインストールして、諸々最初の設定を変更した後、投稿を試してみた。

起きた事象

  1. 投稿 > 新規追加、から投稿も下書き保存できない。
    「更新に失敗しました。返答が正しい JSON レスポンスではありません。」と表示される。
  2. 1.が解決した後、設定したパーマリンクを見に行っても、「404 not found」が表示される。

試したことと解決策

以下、ネットでいろいろ調べながら、試したことと解決した対応

1.の投稿も下書き保存もできない件について

エラーにつながった要因は、設定 > パーマネントリンク設定を変更したことにあるようだった。
実際、デフォルトだと投稿した記事が数字の連番になるので、カスタム構造で「/%postname%」にしたほうがよい、と見かけたので、そのように変更していた。

パーマネントリンク設定を変更(厳密には、「基本」以外に変更したら、らしい)すると、サーバーのwordpressを展開したフォルダ配下に「.htaccess」というファイルが出来るが、ファイルが出来なかったり、うまく動かないことがあったりするらしい。
※後述の通り、ここは関係なかったが。

試したこと
  • パーマネントリンク設定を再度保存する。
  • 「.htaccess」ファイルを自分で作成して、アップロードする。

どちらも、無関係。そもそも、「.htaccess」は正しく生成されていた。

解決方法
  • 「Classic Editor」プラグインを入れる

wordpress5.0からデフォルトのエディターが「Gutenberg」というものになっていたらしいが、そのエディターが原因だったとのこと。
上記のエディターに変更したら、無事に投稿が出来た。

2.のリンクを見に行っても投稿が表示されない件について

1.で投稿はできるようになり、実際、ブログのトップでは、記事が見られた。
しかし、パーマネントを設定したリンク先が「404 not found」が表示された。

試したこと
  • 「.htaccess」ファイルのRewriteBase、RewriteRuleのところに、「/%postname%」を追加する

ページを見ても更新されず。

解決方法
  • Appachの設定ファイル(httpd.conf)を修正

「.htaccess」の上書を許可するかどうかをこのファイルで設定しているとのこと。
httpd.confファイルでDirectoryが指定されているので、「.htaccess」が置かれているDirectoryに対して、「AllowOverride None」→「AllowOverride All」に修正。
ちなみに、ALLはすべて許可、Noneはすべて不許可、とのこと。

後書き

一般的には、「htaccess」に問題があることが多いらしく、「htaccess」ファイル周辺をいじっていたので、時間がかかった。
ただ、そもそも、「htaccess」ファイルはなるべく触らないほうがよい、という記載もあったので、今後は気を付ける。

参考になったサイト

音楽レビュー:Ruby Vroom/Soul Coughing

あと80円買えば送料無料になる時に、110円だったので、購入。
アーティストは初見。ジャケ買いというか、価格買い。

アルバム概要

タイトル:Ruby Vroom
アーティスト:Soul Coughing
90年代ロックバンドのファーストアルバム、オルタナ・ロック(定義が分からないのだが、wikiによると)らしい。

感想

90年代らしい音とメロディー。
サンプラーが至るところで使われていて、アルバムのよい特徴になってる。
最近の音楽だと、サンプリングやシンセの音とリアルの音が聞き分けづらかったりするので、こう明白にサンプリングです、という音は懐かしいというか、少し新鮮味も感じた。
全体的にはゆったりとしたロック、という印象で、肩ひじ張らずに聞ける。

読書記録:破戒(島崎藤村)

作品

タイトル:破戒
作者:島崎藤村

あらすじ

明治後期、信州小諸城下の被差別部落に生まれた主人公・瀬川丑松は、その生い立ちと身分を隠して生きよ、と父より戒めを受けて育った。その戒めを頑なに守り成人し、小学校教員となった丑松であったが、同じく被差別部落に生まれた解放運動家、猪子蓮太郎を慕うようになる。丑松は、猪子にならば自らの出生を打ち明けたいと思い、口まで出掛かかることもあるが、その思いは揺れ、日々は過ぎる。やがて学校で丑松が被差別部落出身であるとの噂が流れ、更に猪子が壮絶な死を遂げる。
その衝撃の激しさによってか、同僚などの猜疑によってか、丑松は追い詰められ、遂に父の戒めを破りその素性を打ち明けてしまう。そして丑松はアメリカのテキサスへと旅立ってゆく。

wikipediaより引用

感想

所感

面白かった。
ドラマチックなストーリー展開で、登場人物の多くは、物語の最初と最後で大きな環境の変化にさらされている。
生活環境が大きく破壊されたようにも見えるが、一方で全体的には解放感が感じられた。
悲劇が多い中で、主人公の丑松のストーリーは、希望の見える終わり方をしているからか。
友達の銀之助が最後までいいやつだった。

意識したわけではないが、昨今の差別問題が社会的話題になっている中で、読んだため、考えさせられた。
差別の歴史が個人に与える影響の重さを教えてくれるようだった。
一方でこの話については、まだ、理解のある周囲に恵まれたことが救いになっていたと思う。

文体

3人称視点で語りかけてくるような活弁士?(あまり詳しくないが、そういう印象を抱いた)のような文体と、緻密な自然の描写は、白黒映画を見ているようなイメージを浮かべた。

読書記録:AI研究「次の10年」を読み解く(雑誌 MIT Technology Reviewより)

概要

MIT Technology Reviewのコンテンツを読んで。
MIT Technology Review Vol1は、MITテクノロジーレビューのAI関連の過去記事を集めたムック本ということで、ここ数年のAIの外観を知れる面白い記事が色々載っています。

内容(サマリ)

AI研究「次の10年」を読み解く、より
人口知能は10年ごとに人気の手法が入れ替わる。
今はニューラルネットワークの時代、2000年代はサポート・ベクター・マシン。
なので、2020年代はまた別の手法が流行るだろう。
それが何かは予測出来ないとしているが、近年、強化学習が増加していることには言及されている。
ブレークスルーは突然起こるように見える、が、それまで研究の試行錯誤があって、ある日、結果が出るということが多いので、次の技術もある日、突然、ブレークスルーが起こるかもしれない。
ニューラルネットワークは2012年のイメージネットチャレンジで精度が出たし、強化学習も2015年にalpha碁が出た。

考え事

この本の他の記事にもあったが、今はニューラルネットワークに寄りすぎだ、という意見もあった。
実際に、仕事の場でAIを使うこともあるが、ニューラルネットワークですべての予測をするのではなく、ルールベースで作ったり、強化学習を試したり、といろいろな手法を認識しておくことは大事なことなんだと思う。
そのためにも、色々な論文、手法は、使うかは別にしても、知識としては蓄えておきたいと思う。